『スレイヤーズ16 アテッサの邂逅』[神坂一/富士見ファンタジア文庫]
富士見ファンタジア文庫30週年記念で企画された、本編完結から18年目にして発売となった特別巻。 いや、なんというか。読んでてブランクをほとんど感じなかったのがすごい。話の展開も登場人物たちの言動も以前のノリそのままで、最初から最後まで楽しかったです。...
View Article『ポーラの戴冠式 デルフィニア戦記外伝3』[茅田砂胡/C☆NOVELS FANTASIA]
『茅田砂胡全仕事』以来となるデルフィニア戦記外伝。雑誌「BOC」で連載されていた作品をまとめた連作集になっています。………どうでもいいけど、今年は懐かしい・しばらくご無沙汰だったシリーズの続編が発売される率が高い気がする。...
View Article『神様は毛玉 ~オタクな霊能者様に無理矢理雇用されました。~』[栢野すばる/二見サラ文庫]
主にTL、BL方面で活動されている作者さんの、らぶなし一般対象作品。新レーベルの創刊ラインナップの1冊だったようです。最近たまたま読んだ作者さんのTL作品の描写が丁寧で楽しめたので、他の作品も読んでみようと購入しました。...
View Article『ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人』[小湊悠貴/集英社オレンジ文庫]
同じオレンジ文庫で小料理屋を舞台にした「ゆきうさぎのお品書き」シリーズを展開されている作者さんの新作は、横浜の小さなホテルを舞台にした物語でした。 読了後、「こんなホテルがあったらリフレッシュに泊まってみたいなあ……食事美味しそうだし」と真っ先に思いました(食欲旺盛)...
View Article『民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき 』[神尾あるみ/富士見L文庫]
民俗学のフィールドワーク中に「呪われて」しまった大学院生・名鳥歩。周囲で不可思議な出来事が頻発し、命の危険が迫った名鳥に、担当教授が紹介したのは「怪異喰らい」の青年・朽木田千影。ふたりは名鳥が呪われた現場だと思われる福井のある農村を訪れ、「呪い」に迫っていく――というあらすじのオカルトミステリ。...
View Article『カフェ飯男子とそば屋の後継ぎ~崖っぷち無職、最高の天ざるに出会う。~』[喜咲冬子/スターツ出版文庫]
相棒に裏切られてカフェ開業の夢が潰え自殺を考えていた青年・武士が、「死ぬ前に美味しい飯を食べよう」と入ったそば屋・ななせ庵で偶然小学生時代の友人・道久と再会したことで思わぬ方向に人生が転がっていくことになる――と、そんな導入ではじまる、人情(幽霊要素あり)物語みたいな一冊。 全体的に主人公含めた登場人物とその周辺が優しくていい話でした(諸悪の根源と第六話で出てきた彼女除く)...
View Article『有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿』[栗原ちひろ/集英社オレンジ文庫]
幽霊男爵の通り名を持つオカルト事件に目がない有閑貴族エリオットと、自分を「人形」という美貌のボーイ(下級の男性使用人)コニー。彼らが社交界でのおしゃべりや伝手で舞い込んでくる不可解な事件や出来事を解き明かしていく、19世紀のロンドンを舞台にした連作形式のオカルト・ミステリ。...
View Article『京都烏丸のいつもの焼き菓子 母に贈る酒粕フィナンシェ』[古池ねじ/富士見L文庫]
バターと砂糖をたっぷり使った昔ながらの製法に和の食材を合わせた、京都烏丸の一風変わった焼き菓子店「初」。感じの良いかわいい女性店員と、愛想のない青年の菓子職人が営む小さな店に足を運ぶ人々の楽しいことも悲しいこともある平凡で豊かな日常と、お菓子を巡る短編集。 焼き菓子好きとしてちょっと興味を惹かれる美味しそうな表紙につられて購入。...
View Article『ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人4』[小湊悠貴/集英社オレンジ文庫]
横浜の小さなホテルを舞台に、パン職人(ブーランジェール)・紗良と周りのスタッフや来訪者たちが織りなす物語、順調に巻を重ねて4冊目。...
View Article『ヴィクトリア・ウィナー・オーストウェン王妃は世界で一番偉そうである』[海月崎まつり/Kラノベブックスf]
流行の悪役令嬢ものの型を下敷きにした、悪役令嬢通り越して女王様・覇王様なビクトリアとその伴侶となるフレデリック(王子→国王)、そして周囲の人々が繰り広げるコメディ。「小説家になろう」掲載作です。...
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